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ED(勃起不全)のコラム医師監修によるED(勃起不全)についての記事

【医師監修】ペニスが中折れする原因と改善・対策方法を解説

はじめに

EDや中折れは、年配の方だけに見られる症状ではありません。20代の若い世代でも中折れや勃起不全になることがあります。ここでは、20代の中折れの原因と対処方法を解説します。

【医師監修】ペニスが中折れする原因と改善・対策方法を解説

そもそもペニスの中折れとはどういう状態?

「中折れ」とはED(勃起不全)の一種で、勃起して挿入できるものの、途中で萎えてしまう状態です。40代前半の男性に多く見られ、50代になる頃には6割以上が中折れを経験しています。20代・30代でも中折れすることはあり、若いからといって問題がないわけではありません。

中折れは加齢や動脈硬化、生活習慣の乱れなどが原因の場合もありますが、日常生活のストレスやプレッシャー、性行為への不安といった心的負担によっても起こります。

中折れを治すために重要なのは、自分はEDかもしれないと自覚することです。EDと認めることはショックかもしれませんが、EDは治療できる症状です。症状と原因がわかれば早期に対応ができますので、行為中に途中で萎えてしまう場合は、まずはクリニックに相談してみましょう。

性行為中の中折れを放置するリスク

中折れの放置は、早漏につながるリスクを伴います。中折れを複数回経験した男性は、途中で萎えてはいけないと思い、射精タイミングが早まってしまうからです。早漏とは挿入後に自分の意思よりも、早く射精してしまうことを指します。国際性医学会では、下記のように定義しています。

  • ・性行為時、毎回またはほぼ毎回、挿入前もしくは挿入後1分以内に射精してしまう
  • ・射精タイミングのコントロールができないことに苦痛や不満、悩みを感じており、性的行為を避けている

ただし、1分以上経ってからの射精でも、本人の希望よりも早く射精してしまう状態であれば、早漏といえるでしょう。また、射精のコントールができないことに、不安や苦痛を感じているのであれば早漏に該当します。

下記では、早漏の原因や治し方を解説しています。早漏かもしれないと感じる方は、ご確認ください。

関連リンク:【医師監修】早漏とは?原因・治し方・改善方法を徹底解説!

中折れになる主な原因は?

中折れになる主な原因は、加齢や生活習慣の乱れだけではなく、プライベートや仕事のストレスなども含まれます。下記で勃起する仕組みと、それを踏まえて中折れする原因を解説します。

健康なペニスが勃起する仕組み

性的興奮を得ると脳の命令が伝達され、ペニス内部の海綿体という組織に、血液が流れることで勃起します。同時に勃起を維持するため、陰茎動脈から血液が流出するのを防ぐ働きも起こります。しかし、何らかの原因で脳の伝達がうまく伝わらなかったり、血流が妨げられたりすると、勃起せずEDになります。

中折れになる仕組みと原因

血液がうまく流れなかったり、ストレスなどで勃起の維持が困難になったりすると、中折れが発生します。中折れになる主な原因は、下記のとおりです。

  • ・加齢
  • ・動脈硬化
  • ・生活習慣の乱れ
  • ・外部からのストレス

加齢による中折れは40代以降によく見られますが、生活習慣の乱れや外部からのストレスは、どの年代でも当てはまる原因です。動脈硬化とは加齢や生活習慣が原因で、血液がスムーズに流れなくなる症状です。特に、勃起には陰茎動脈という細い血管が関与しているため、動脈硬化の影響を受けやすいです。また、プライベートや仕事のストレス、性行為へのプレッシャー、トラウマ、緊張、性行為のマンネリ化などで精神的な負荷がかかり、中折れに至るケースもあります。中折れの経験があると、再び中折れになってしまうのではないかと不安を感じて、早漏になったり萎えてしまったりすることもあるでしょう。

20代の中折れの原因とは?

20代の中折れの原因は、多くの場合「心因性」によるものです。心理的なストレスやプレッシャー、トラウマによって性的興奮が起こりづらくなると、勃起の維持が難しくなります。

心理的な原因を具体的に挙げると、以下の3つが代表的です。

  • ・仕事のストレスや疲労の蓄積
  • ・性行為の経験不足による緊張
  • ・過去の性行為におけるトラウマ

原因1.仕事のストレスや疲労の蓄積

20代はがむしゃらに働きがちな年代。ハードワークによるストレスや疲労が影響することが考えられます。

  • ・朝は元気があったのに、仕事が終わって帰ってくると疲労で勃たない……
  • ・なんとか挿入できても、途中で疲れが勝って中折れする……

また、単純な疲労だけでなく、上司や同僚との人間関係の悩みやストレスも見逃せません。「上司に怒られてばかりで辛い」「同僚との仲があまり良くなく、孤立している」といった精神的なストレスが大きくなると、性的な興奮も起こりにくくなります。

原因2.性行為の経験不足による緊張

20代は性行為の経験回数が乏しい場合も多いかと思います。性行為に不慣れですと、様々な不安や緊張が生じる可能性があります。

  • ・無事に最後までやり遂げられるだろうか・・・
  • ・不手際で彼女をイライラさせないだろうか・・・
  • ・経験の無さをバカにされないだろうか・・・

この場合、場数を踏めば徐々に性行為に慣れていって、緊張や不安を克服できるケースもあります。

原因3.過去の性行為におけるトラウマ

以下のような出来事によるトラウマ(心的外傷)を心に抱えているケースでは、単純に場数を踏むだけでは解決しないケースが多いです。

  • ・初体験で失敗して自信喪失
  • ・彼女の言動に深く傷ついた
  • ・これまで、性行為で一度も満足に射精できていない

トラウマを抱えている方の場合、性行為を前にすると強い不安に襲われます。「また勃たないんじゃないか・・・」「今回も途中で萎えてしまうんじゃないか・・・」といった不安のことを、「予期不安」と呼びます。予期不安を感じると肉体面にも影響して、中折れを引き起こしがちです。その失敗がトラウマを強化して、次回の性行為の際に予期不安がさらに強くなり……という悪循環にはまってしまいます。

20代の中折れの改善方法

対処方法1.仕事のストレスや疲労を確実に解消する

仕事上のストレスや疲労を完全にゼロにすることは難しいでしょう。そのため、ストレスや疲労を溜めこまずに、できるだけ素早く解消することが現実的な対処方法です

  • ・パートナーに仕事のストレスや悩みを気軽に相談できるような関係性を作っておく
  • ・睡眠時間を7~8時間は確保する(平日に難しければ休日に多く睡眠を取る)
  • ・ストレスを解消できる趣味をもっておく
  • ・ 適度なアルコール(過度な飲酒はNG)

単純な疲労やストレスが原因の場合は、上記の改善方法をまず試してみましょう。

対処方法2.ED治療薬を使いながら性行為の経験を積む

性行為の経験回数を増やしていけば、女性や性行為に対する免疫ができて緊張も緩和することが多いです。その補助として、バイアグラなどのED治療薬を利用するといいでしょう。


バイアグラ

【主な特徴】

  • ・服用後30分~1時間で効果発現をもたらし、3~4時間作用
  • ・食後に服用すると、効果が現れるまでに時間がかかる

【可能性のある副作用】

全身や顔の火照り・軽い頭痛・軽いめまい・動悸・目の充血・胸焼けなど

下記では、バイアグラの特徴や購入方法など、詳細を解説しています。

関連リンク:【医師監修】バイアグラ・バイアグラジェネリックとは?作用や服用方法を徹底解説


レビトラ

【主な特徴】

  • ・服用後約10~25分以内で、効果発現をもたらし、6~8時間作用
  • ・食事の影響を受けにくく、長時間の作用

【可能性のある副作用】

全身や顔の火照り・軽い頭痛・軽いめまい・動悸・目の充血・胸焼けなど


シアリス

【主な特徴】

  • ・勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)の改善にすぐれた効果を示します。
  • ・食事の影響を受けにくい。
  • ・服用後36時間にわたって勃起機能改善効果が認められている。

【可能性のある副作用】

全身や顔の火照り・軽い頭痛・軽いめまい・動悸・目の充血・胸焼けなど

上記3種は代表的なED治療薬であり、それぞれの種類によって作用や持続時間に違いがあります。当クリニックでは、ED治療薬をお求めやすい価格でご提供しております。

対処方法3.トラウマが非常に強い場合は心理療法も視野に入れる

トラウマは経験不足からくる単純な緊張とは違い、慎重に対処する必要があります。下手に場数を踏んで改善しようとすると、余計に症状が悪化してしまう危険性があります。トラウマを抱えた状態で性行為に失敗すれば心の傷はさらに深くなり、そうなったあとではトラウマを取り除くことが困難になるからです。

この場合は、心理療法の専門家を頼ることも視野に入れましょう。

  • ・心療内科
  • ・カウンセラー
  • ・セラピスト

これらの専門家によるカウンセリングや心理療法を受けることでトラウマ解決に繋がる可能性があります。もちろん、心理療法の専門家のレベルや技術には個人差があります。トラウマは心の奥深くに根付いているため、ただ悩みを聞いてもらうだけでは解消が難しいでしょう。催眠療法やNLP、信念体系変更(ビリーフチェンジ)といった本格的な心理療法を提供できる専門家を頼るべきです。

30代の中折れの改善方法

30代も20代と同様に、ストレスが原因の中折れが多いです。パートナーから子どもがほしいといわれていたり、過去に性行為で失敗していたり、性行為以外にも仕事における責任などのプレッシャーも中折れに影響します。ストレスをすぐに取り除くことは困難ですが、専門クリニックでカウンセリングを受け、悩みを打ち明けたりパートナーと話し合ったりすることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。一人で抱え込むと余計に精神的負荷がかかり、改善から遠のいてしまいます。

40代の中折れの改善方法

40代の中折れを改善するには、生活習慣や食事内容の見直しがポイントとなります。睡眠時間を十分に確保し、ジムなどを活用して定期的な運動をしましょう。フェロモンの発生や、興奮作用があるドーパミンの増加には、男性ホルモンの一種であるテストステロンが必要です。テストステロンを増やすのには、運動が有効といわれています。スクワットを3週間~4週間継続することで、テストステロンレベルを高い値でキープできるでしょう。

40代は加齢とストレスのどちらも、中折れの原因になりうる年齢です。テストステロンは、40代になると大きく低下し、性欲の衰えや勃起の維持の困難を引き起こします。また、仕事で責任ある立場になり、プレッシャーを感じたり仕事の疲れが溜まったりなども、勃起維持を難しくさせます。

下記で、20代~40代におけるEDの原因と対策や、40代の中折れに関して詳細を解説しています。

関連リンク:【医師監修】40代に生じる中折れの原因と対処法

関連リンク:【医師監修】20~40代男性の代表的なEDの原因と対策方法

50代の中折れの改善方法

50代は、加齢が原因の中折れが多いです。そのため、加齢によって起こる血流の悪化や、男性ホルモンの減少への対応が必要です。血流の悪化は、動脈硬化が関係している恐れもあります。動脈は加齢とともに老化が進み硬くなっていきますが、喫煙や偏った食事、運動不足など、生活習慣が乱れからも動脈硬化が発症しやすくなります。したがって、食事や運動習慣の見直しが、中折れ改善への第一歩といえるでしょう。また、男性ホルモンは20歳をピークに減少していきます。男性ホルモンは認知機能や、性機能にも関係しているため、男性ホルモンを増やすことは、中折れの改善につながります。40代と同様に睡眠時間の確保や定期的な運動、バランスの取れた食事など、生活習慣を整えていきましょう。その他、漢方薬やホルモン補充治療などといった方法もあります。

60代の中折れの改善方法

日本人の60代男性の60%にEDの症状がみられるため、この年代になると中折れは決して珍しいことではありません。50代と同じく加齢によって発生する動脈硬化や、男性ホルモンの減少が原因となっていることが多いです。生活習慣の見直しを心がけ、不安な場合は専門クリニックに相談してみましょう。

中折れどころか、まったく勃たない場合の対策は?

20代でまったく勃起できない場合は、心因性ではなく器質性のEDの可能性があります。事故による外傷を除けば、器質性のEDは動脈硬化などの血管障害が原因です。通常、20代で動脈硬化を発症することは珍しいのですが、食生活の乱れや過度な飲酒、運動不足といった不摂生が積み重なれば、20代の比較的若い方でも、勃起が困難になるケースがあります。

血管性(血管が原因)のEDは、EDウェーブ(血流改善治療)が有効です。患部に低衝撃波を当てることで血流を改善する治療方法で、勃起機能の根本的な回復が期待できます。血管障害が原因のEDの場合は、ED治療薬よりもこちらがおすすめです。

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メンズライフクリニックは治療薬についてお求めやすい価格で提供しております。また、ED治療薬以外に根本的な治療にも対応しているので、まずは無料カウンセリングからご相談ください。

まとめ

  • ・20代の中折れ、原因の多くは心理面(仕事の疲労やストレス・経験不足による緊張・過去のトラウマ)
  • ・疲労やストレスが原因の場合は、疲労やストレスを溜めこまずに解消することが重要
  • ・経験不足からくる緊張の場合は、ED治療薬の力も借りながら場数を踏むのがおすすめ
  • ・トラウマを抱えている場合は慎重に!必要なら、心理療法の専門家を頼るのも手
  • ・まったく勃たない場合は血管性EDの可能性も!血流改善治療も視野に入れる

20代のEDは心理的な影響が大きいです。トラウマレベルの場合は心理療法の専門家への相談が必要かもしれませんが、それ以外でしたらED治療薬を使いながら性行為の成功体験を積んでいくことで、改善に向かっていきます。EDと男性不妊は相互に関与しているのです。EDを治療するには、バイアグラやシアリスなどのED治療薬を服用したり、精神療法を用いたり、さまざまな方法で対応可能です。男性不妊かどうかはクリニックで診断できますので、まずはクリニックを受診しましょう。

DOCTOR

監修医師

宮﨑 元祥
東京・池袋院 院長
宮﨑 元祥 医師

経歴

  • 2014年3月 北里大学医学部医学科 卒業
  • 2015年4月 新潟県厚生連糸魚川総合病院にて臨床研修を開始
    臨床研修修了後、大手総合病院にて診療に従事
  • 2017年7月 メンズライフクリニック(旧六本木EDクリニック)を開設
  • 東京・池袋院 院長を務める
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