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早漏改善(亀頭強化)のコラム医師監修による早漏改善(亀頭強化)についての記事

【医師監修】早漏とは?原因・治し方・改善方法を徹底解説!

はじめに

早漏とは、射精のコントロールができない状態をいいます。日本人男性で早漏に悩んでいる人の割合は約30%といわれており、その原因は心的負担や加齢などです。本記事では自分でできる、早漏対策のトレーニングや改善方法を解説します。

早漏

「早漏」とはどんな状態?

早漏とは射精障害のひとつであり、性行為中に射精のコントロールができず、挿入前や挿入後1分以内に射精してしまう状態です。なお、挿入から射精までの平均時間は5分程度とされていますが、この平均時間は国や年齡によって異なり、国内外ともに早漏の割合は約30%といわれています。早漏は自分だけの問題ではなく、パートナーとの関係にも影響を与えるため、ストレスに感じている人が多いでしょう。

早漏の定義について

国際性機能学会によると、早漏は以下のように定義づけられています。

  • ・いつも膣への挿入前、または挿入後1分以内に射精が起こる
  • ・射精のタイミングを遅らせることが全くできない、またはほとんどできない
  • ・射精が早いことに苦痛や悩み、欲求不満があり、性行為に消極的になる

仮に1分以上経ってから射精したとしても、自分は早漏だと悩んでおりストレスになっていれば早漏と判断します。

女性はどのくらいの挿入時間がいいと思っている?

TENGAヘルスケアが449名の女性(20代~60代、平均42.7歳が対象)に行った調査によると、女性の理想の挿入平均時間は9.7分と10分以下でした。実際の平均時間は11.2分であり、理想と大きく離れてはいないことがわかります。さらに、女性が理想とする挿入時間の割合を見てみると、約半分の女性が5分以下を理想としていました。この結果を見て、女性が求める挿入時間は意外と短いと感じた方が多いかもしれません。ただし、20代~30代の女性100人に行った別のアンケートでは、女性が望む挿入時間は平均15.8分で、理想の時間は女性の年齢に左右されそうです。

早漏による男性特有の悩みや問題点

早漏の男性の悩みや問題点は、以下のような内容が挙げられます。

  • ・パートナーに満足してもらえず性生活が充実しない
  • ・男性側の自信がなくなり、性行為を望まなくなる
  • ・性行為を避け、最終的に恋愛・結婚にも消極的になる

パートナーとの関係が悪化し破綻してしまったり、男性自身の自己評価が下がり恋愛に積極的になれなかったりするでしょう。

早漏の原因は?

早漏の原因は大きく分けて3つあります。下記でその3種類の症状と、具体的な原因について説明します。

心因性早漏

心因性早漏は精神的な負荷が原因で、早漏になってしまう状態です。具体的な原因には、以下のようなものがあります。

  • ・性行為や射精に対する恐怖心や不安感、ストレス、トラウマ
  • ・性行為の経験が少ない
  • ・長期間、性行為をしていない
  • ・日頃の疲れやストレスがたまっている
  • ・リラックスしてマスターベーションができていない

一度早漏を経験してしまうと、次もそうなるのではないかと不安になり、外的刺激がなくても勃起や射精が生じるケースもあります。また、疲れているときや、性行為の経験が少なかったりしばらく性行為をしていなかったりしても、心因性早漏を引き起こす場合があります。家族と同居していてリラックスしてマスターベーションできない方も、心的負荷がかかって早漏になってしまうケースもあるでしょう。

衰弱性早漏

衰弱性早漏は、加齢が原因で起こる早漏です。衰弱性早漏の具体的な原因は、以下のとおりです。

  • ・加齢により筋力が衰えている
  • ・デスクワークなどが中心で運動不足

40代~60代の方に当てはまることが多く、年齡を重ねて男性ホルモンの分泌が減り射精管閉鎖筋という筋肉が弱まると、射精をコントロールできなくなります。加齢だけではなく、デスクワークが中心で運動不足の方も筋力が衰えやすいので、衰弱性早漏になりやすいです。同時に、筋力の低下は射精の勢いを弱めることにもなります。

敏感性早漏

敏感性早漏とは性的刺激に敏感で、少しの刺激でも射精してしまう状態です。敏感性早漏の具体的な原因は、下記のとおりです。

  • ・年齡が若く性欲が強い
  • ・性行為の経験が少ない
  • ・包茎で亀頭への刺激に慣れていない

早漏の中でも最も多いケースで、性欲が強い10代・20代の方に多いです。その場合は性行為の経験を重ねると、敏感性早漏を改善できることがあります。また、包茎で亀頭への刺激に慣れておらず、触れるだけのような少ない刺激で射精してしまう方もいるでしょう。

早漏改善・治療のために自分でできる対策

早漏を改善・治療するために、ご自身でできることもあります。手術のような大掛かりなものだけではなく、トレーニングで対策も可能なので実践してみましょう。

包茎を治療する

過敏性早漏の原因が包茎の場合、包茎の治療で早漏を治せることがあります。包茎の方は普段、包皮によって亀頭が守られているため、亀頭が何かと直接擦れることはありません。そのため、陰茎の神経が敏感になっており、多少の刺激でも射精してしまうことが多いのです。包茎手術により亀頭を常に露出している状態を作り、陰茎を徐々に刺激に慣れさせられます。包茎で早漏な方は、手術により早漏を改善できるかもしれません。

ケーゲル体操をする

ケーゲル体操とは、勃起を維持する筋肉の骨盤底筋(PC筋)を鍛える体操です。骨盤底筋は膀胱と腸を支えている筋肉で、放尿時に尿を切る役割も持っています。骨盤底筋を鍛える方法として、ケーゲル体操を紹介します。

  • 1. 仰向けに寝転がり膝を曲げ、足を肩幅に開く
  • 2. お腹に手を当てて約5秒、肛門や尿道全体に力を入れて締める
  • 3. 約5秒に力を抜いてリラックスする

慣れてきたら、力を入れる時間を10秒程度まで延ばしてみましょう。始めは5秒間力を入れて、5秒間リラックスするルーチンを10回1セットと考え、1日3セットを目安に取り組んでみてください。信号待ちなどで立ったままや、座りながらテレビを見ているときなど、さまざまな姿勢で実践できます。

また、トレーニング時には、骨盤底筋が動いていると意識することも重要ですので、前もって骨盤底筋の位置を確認しておきましょう。イスに座り手のひらを上にしたまま、お尻の下に入れます。このときに、肛門が手のひらの真ん中に来るようにしましょう。そして、肛門に力を入れ、中指の辺りに圧迫感がある部分が骨盤底筋です。

早漏防止のトレーニング

早漏防止のトレーニング方法として、スクイーズ法セマンズ法があります。それぞれやり方を紹介します。

スクイーズ法は、1人でできるトレーニングです。

  • 1. マスターベーションを行い、射精直前までペニスを刺激する
  • 2. 射精しそうな瞬間に亀頭の付け根あたりを4秒程度おさえる
  • 3. 1と2を1回のマスターベーションにつき、4~5回繰り返す

射精直前まで刺激を与えつつ射精をコントロールすることで、早漏の改善を目指します。2番目の動作は、手を離してしまっても大丈夫です。いずれにしても、射精しないようにすることが重要です。

続いて、セマンズ法を紹介します。セマンズ法はパートナーとともに行います。

  • 1. ペニスをパートナーに刺激してもらう
  • 2. 射精手前で、刺激することをやめる
  • 3. 1と2を4~5回繰り返してから射精する

最初は手で刺激してもらい、手の刺激になれたらローションを使用します。ローションの刺激に慣れたら女性に騎乗位をしてもらい、その刺激に慣れるまで行いましょう。刺激を与える方法を変え、徐々にステップアップしていくことで射精までの時間を延ばせます。

早漏治療薬・防止薬を使用する

なるべく早く早漏を治療したい場合は、早漏治療薬や防止薬の使用を検討しましょう。例えば、プリリジーという治療薬には、ダポキセチンという成分が入っています。これは興奮を促す物質、ノルアドレナリンの働きを抑えるセロトニンの量を増やし、射精までの時間をおよそ2倍~3倍遅らせられます。

ペニスに直接塗布するスプレータイプのVPMAXスプレーは、リドカインという成分が入っています。これは麻酔作用をもたらし、刺激への感覚を鈍くしてくれる成分です。VPMAXスプレーは、早漏の治療に積極的な欧米で広く使われています。

パートナーに早漏を告白する

性行為前に自身の早漏を、パートナーに告げておくことも大切です。パートナーに余計な負担をかけず、協力してもらいながら早漏の改善ができるからです。もし、早漏と告白せずに性行為をした場合、パートナーが射精の早さに不満や不安を感じることもあるでしょう。

パートナーに早漏を告げることは勇気がいりますが、より良い関係を築くためにもきちんと伝えておきましょう。

意識を変える

射精しそうなときに意識を変えて、興奮を鎮めるのも早漏を改善する方法です。つまり、興奮が冷めてしまうようなことを考えるのです。具体的には家族などの親戚関係や、宇宙の法則のような難解なことについて考えると、興奮が収まるでしょう。どんなことをイメージすると気持ちが落ち着つくのか、マスターベーションの際に試してみておくとよいです。

体位を変えて性行為をする

性行為の途中や、射精が近いときに体位を変えると興奮状態が一度リセットされます。それにより、射精までの時間を伸ばせる可能性があります。体位を変えるときに深呼吸をしたり、休憩を挟んだりすると、より落ち着けるでしょう。また、射精しにくい体位を把握しておくことも重要です。

勃起薬を服用する

ED(勃起不全)治療薬は、早漏の改善も期待できます。なぜED治療薬で早漏が改善するのか、明確な理由はわかっていません。しかし、実際にED治療薬を用いて早漏改善の実験をしたところ、服用前と服用後では挿入時間が3.9分もアップしたという結果が出ているのです。ただし、ED治療薬を早漏の対策として使うことは、通常の使用方法ではありません。早漏の対策として使用したい場合は、必ず医師に相談しましょう。

厚手のコンドームを使用する

厚手のコンドームを使用することで、ペニスへの刺激を減らして早漏の改善に繋げられます。通常は薄いものを選ぶと思いますが、あえて厚手のコンドームを選ぶと刺激が伝わりにくくなり、早漏を防ぎやすくなります。厚手のコンドームはいくつかの会社から販売されているので、ご自身にあったものを探してみましょう。

カウンセリングを受ける

早漏について、専門医に相談しカウンセリングも視野に入れましょう。特に、心因性早漏の場合は、精神的な負荷が原因になっているので、カウンセリングが有効です。カウンセラーに早漏に関する悩みやトラウマを打ち明け、話を聞いてもらったりアドバイスをしてもらったりすることで、ストレスが減り早漏の改善にも繋がるでしょう。

早漏改善でトレーニングを行う際の注意点

早漏対策のトレーニングとしてケーゲル体操を紹介しましたが、ケーゲル体操を行う際に注意すべき点が3つあります。下記でその3つを紹介します。

骨盤底筋だけを使う

ケーゲル体操を行うときは、骨盤底筋だけを動かすことを意識しましょう。狙った筋肉以外を動かしてしまうと刺激が分散してしまい、効率の悪いトレーニングになるからです。お腹に手をおいて、腹筋などに力が入っていないか確かめながら行います。

呼吸を止めない

呼吸を止めずにトレーニングを行いましょう。力を入れるとついつい息を止めてしまいがちですが、呼吸を止めてしまうと血圧が急激に上がり、心臓に負荷がかかります。血圧が急上昇すると、目眩を起こす恐れがあるのです。体に力を入れて筋肉を収縮させるタイミングで息を吐いて、力を緩めるタイミングで息を吸いましょう。

無理のない範囲で行う

最初から高負荷でトレーニングするのは、避けたほうがよいです。トレーニングは継続することが重要で、いきなり多くの負荷をかけると、続けられなくなってしまいます。また、無理に負荷をかけてしまうと疲労が蓄積し、日常生活のパフォーマンスにも影響してしまう可能性があります。無理のない範囲で続けていきましょう。

早漏改善は手術をしなくても改善可能

早漏の治し方は手術だけではありません。早漏の原因がペニスの過敏症状だった場合、亀頭に薬剤を注射して早漏を改善する方法もあります。亀頭にヒアルロン酸をメインとする薬剤を注入し、粘膜を分厚くします。刺激が緩和されるので、射精のコントロールが容易になるでしょう。
他にも、ここまで紹介してきたように、早漏防止薬を使ったり、自分でトレーニングをしたりと改善する手立てはいくつかあります。

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まとめ

早漏とは性行為中に射精のコントロールができず、挿入前や挿入後1分以内に射精してしまう状態で、原因は精神的な負担や加齢などです。治し方はさまざまで、自分でトレーニングをして徐々に改善していく方法もあれば、注射をして亀頭の粘膜を分厚くして刺激に耐性を付ける方法もあります。まずは自分がどのタイプの早漏なのか、どのような治し方が適しているのか知ることが肝要です。不安な点があれば、クリニックに相談してみましょう。

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DOCTOR

監修医師

奥村 康之
医療顧問
奥村 康之 医師

経歴

  • 2005年 和歌山県立医科大学医学部卒業後
  • 大阪大学医学部附属病院にて麻酔科、形成外科研修医勤務
  • 藤田保健衛生大学附属病院 形成外科所属
  • 2007年~大手メンズクリニック、美容クリニック勤務後、
  • 2012年11月~AGAスキンクリニック名古屋院の院長就任
  • 2018年8月~医療法人社団真美会理事長に就任
  • 2021年5月~メンズライフクリニック医療顧問に就任
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包茎

メンズライフクリニックについて

メンズライフクリニックは、全国に16院を展開している男性専門総合クリニックです。
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痛みを抑えた麻酔を目指し、完全予約制とオール男性スタッフの対応により、患者様のプライバシーにも配慮しています。これまでに10代~80代までの方がご来院されており、多くのご支持をいただけるまでになりました。
当クリニックでは20年以上の豊富な経験を持つ医師が、カウンセリングから術後のアフターケアまでを全力で行います。多数の症例を基にした無料カウンセリングは、親切・丁寧を心掛けておりますので、お気軽にご相談ください。

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