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性感染症のコラム医師監修による性感染症(STD)治療についての記事

性病の種類と症状の特徴を紹介!検査から治療まで徹底解説!

はじめに

排尿時に痛みを感じる方は、性病にかかっている恐れがあります。尿道から膿が出る方も同様です。性病治療には早期対応が欠かせないため、症状が現れている場合は早めに医療機関を受診しましょう。この記事では、7つの性病の概要と、性病にかかった男性によく見られる2つの症状を解説します。

性病の種類と症状の特徴を紹介!検査から治療まで徹底解説!

性病とは

性病とは、 あらゆる性的接触によって感染する病気の総称 です。通常の性交だけでなく、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)など、全ての性行為で感染する病気が含まれます。

そして性病は、性器、精液、腟分泌液、血液などの中にいるウイルスや菌が、性行為によってうつります。ほとんどの性病は早期治療で完治しますが、無症状のケースも多く、感染に気付かないこともあるため注意が必要です。また、性病はデリケートな問題なので、何かしらの症状があっても医療機関を受診しにくいのも特徴です。加えて、性病は特定の人が感染する病気ではありません。性生活を送る人なら、誰でも感染するリスクがあります。

性病の中でも近年は クラミジアや梅毒、淋病(淋菌)などの感染者が増加 しており、注意が呼びかけられています。

直近5年間における性病の感染者数の推移(*1)

総数
クラミジア 淋病(淋菌) 梅毒
平成29年 24,825 8,107 5,826
平成30年 25,467 8,125 7,007
平成31年
/令和元年
27,221 8,205 6,642
令和2年 28,381 8,474 5,867
令和3年 30,003 10,399 7,978

*1 出典:厚生労働省「性感染症報告数(2004年~2021年)」
https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html
※表は「性感染症報告数(2004年~2021年)」を基に独自に作成

性病にはどんな種類がある?

ここからは、代表的な7つの性病の症状や検査方法、治療法を紹介します。

①クラミジア

クラミジアは、 クラミジア・トラコマチスと呼ばれる細菌が原因で起きる性病 で、すでに感染している人との性的行為によって感染します。性病の中では、感染者が最も多い種類です。男性が感染した場合は、尿道炎になるケースがよく見られます。男性の検査には尿検査が用いられ、咽頭への感染が疑われる場合はうがい液で調べます。治療の際は抗生物質を服用しますが、その後菌が消滅しているかの確認検査も必要です。陰性が確認されれば、治療は完了です。

【関連リンク】 当院のクラミジア治療についてのお問い合わせはこちら

②性器ヘルペス

性器ヘルペスは、 単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって、性器に水ぶくれや痛み、腫れ、かゆみなどの症状が現れる性病 です。性的行為で直接感染するだけでなく、ウイルスが付着したコップや箸などを使うことでも感染します。初めて感染した際は、症状が強く出やすいとされています。

性器ヘルペスの検査方法は、皮膚拭い検査や血液検査などです。主に抗ウイルス薬の飲み薬で治療します。ただし、性器ヘルペスは一度感染してしまうと、神経節にウイルスが潜伏し続けるため、体の抵抗力が低下したときなどに再発する恐れがあります。

③HIV・エイズ

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスの略称です。そして HIVに感染し、指定された23の合併症のいずれかを発症した状態のことを、エイズ といいます。性的感染、血液感染、母子感染の3つが主な感染経路です。

HIVへの感染の有無は、HIV検査で調べられます。感染した場合は、体内でウイルスが増えるのを抑えて、エイズの発症を防ぐために抗HIV薬を服用します。HIVは感染してしまうと体内から排除できないので、抗HIV薬の目的は病気の進行を抑えることです。とはいえ、現在は感染しても感染していない人と、同じくらいの寿命が期待できるといわれています。

④梅毒

梅毒は、 梅毒トレポネ−マと呼ばれる細菌に感染すると発症 します。性行為によって、粘膜や皮膚の小さな傷から梅毒トレポネ−マが侵入し、血液を通じて全身に広がります。そのため、時間が経つごとに、全身に症状が現れるようになるのが特徴です。

梅毒は、主に血液検査で感染しているかどうかを調べ、抗生物質の飲み薬や筋肉注射で治療します。ただし、一度感染しても免疫はできないので、コンドームを適切に使用し、感染リスクを下げることが重要です。

【関連リンク】 当院の梅毒治療についてのお問い合わせはこちら

⑤淋病(淋菌)

淋病は、 淋菌と呼ばれる細菌に感染すると起きる性病 です。男性は主に、尿道炎になります。重症化してしまうと、男性不妊症の原因にもなるため注意してください。

淋菌性尿道炎になった場合は、尿道の違和感やかゆみ、排尿時の痛み、尿道から膿などの分泌物が出るといった症状が現れます。尿または膿を採取して検査を行い、抗生物質の飲み薬や点滴などで治療します。

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⑥ヒトパピローマウイルス(HPV)

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんの主な原因といわれていますが、 男性にも感染するウイルス です。性行為などで感染してしまうと、 尖圭(せんけい)コンジローマになる 恐れがあります。

尖圭コンジローマは、性器や肛門、喉、口などにイボのようなものができる性病の一種です。口の中にできた場合は口内炎と間違えやすいものの、尖圭コンジローマでできたイボのようなものは痛みを伴いません。一般的には、医師の視診で判断されます。治療方法にはレーザーなどでの外科療法と、塗り薬による薬物療法があります。

⑦B型肝炎(ウイルス性肝炎)

B型肝炎(ウイルス性肝炎)は、 B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起きる肝臓の病気 です。ウイルスが含まれた血液や体液を通じて感染しますが、大人の場合すでに感染している人との性交渉によって起きるのが一般的です。

感染すると、全身の倦怠感や食欲不振、悪心(おしん・嘔吐の前のむかつき)、嘔吐といった症状が現れ、その後に黄疸が出る場合もあります。また、症状が出なくても治療が必要なケースも見られるため、注意が必要です。

感染しているかどうかは、主に血液検査で判断します。そして、B型肝炎は急性肝炎と慢性肝炎に分かれ、それぞれ治療法が異なります。急性肝炎は、ほとんどの方が治療せずに治るのが特徴です。ただし、劇症(げきしょう)肝炎(急性肝不全)になると抗ウイルス薬や、血液透析などでの治療が必要です。慢性肝炎では、抗ウイルス薬の飲み薬などで、病気の進行を抑えることを目指します。

性病にかかると起こる男性の症状

次に、性病にかかった男性によく見られる2つの症状を解説します。

①排尿時に痛みがある

男性の性病は性器からの感染が多く、尿道炎のような症状が現れやすいといわれています。そのため、 排尿時の痛みや違和感、かゆみ、性器の腫れ などがあれば、性病にかかっている恐れがあります。感染に気付かずに対処が遅れると、睾丸の腫れや腹痛などを引き起こし、不妊の原因につながるリスクも生じます。

②尿道から膿が出る

尿道からの膿は、 性病の代表的な症状のひとつ です。例えば、尿道から透明でサラサラした膿が出る場合はクラミジア、膿が白っぽい or 黄色っぽくて粘り気がある場合は淋病が疑われます。

性病は、特定の相手としか性行為をしていなくてもかかる場合があるため、「性病かも?」と思ったら、早めに医療機関で検査・治療を受けることが大切です。

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性感染症(STD)治療薬で用いるもの

処方薬のみです。

副作用について

副作用は少ないものの、吐き気や胃痛、下痢などの胃腸症状が現れる場合があります。

医師からのワンポイントアドバイス

性感染症(STD)は、早期発見と早期治療が大切です。

それに性感染症(STD)は、性行為の経験があれば誰でも感染するリスクがあります。また症状が軽度や無症状のことが多いため、「もしかしたら……」と思う症状がある際はオンライン診療でご相談ください。早期に治療を始めることで重症化を防げます。

性感染症(STD)治療薬でよくある質問

Q. 仮性包茎なのですが、手術は必要ですか?

A. あくまでも軽度の仮性包茎の話ですが、包茎は亀頭に包皮に被さっている状態のため垢がたまりやすく、臭いの原因や性病にかかりやすいという問題があります。
その他、皮の余剰でペニスの性感が低下したり、早漏になり易い傾向にあったりなど、治療をお考えいただいた方がいいでしょう。

Q. 亀頭にあるブツブツは病気ですか?

A. 性病である恐れもありますが、フォアダイスという病気ではないものの可能性があります。性病の場合は早めの治療が重要です。フォアダイスの場合は見た目的問題で、気になる方は治療をお考えください。治療する場合は、約10分程度の手術で治療が可能です。

Q. 結構昔からカリの部分にぷつぷつとしたものができています。亀頭増大するときに一緒に治療してもらえますか?

A. カリ付近のブツブツは、感染しないフォアダイスと呼ばれるものか、尖圭コンジローマ(コンジローム)と呼ばれる性病(STD)の恐れがあります。どちらも一緒に手術することができます。

Q. ここ数年は性交渉をする機会から遠ざかっていたのですが、お恥ずかしながら相手ができ、久々性交渉をすることになりました。お陰様で性交渉はなんとかできたのですが、そのあとにペニスの皮に傷ができ赤くなったりするようになり、排尿時に痛むことがあるのです。性交渉後毎回なので気になっています。昔はこのようなことはなかったのですが、老化によるものでしょうか?

A.亀頭包皮炎の恐れがあります。亀頭包皮炎の原因は、性行為や自慰行為、洗いすぎなどから、小さな傷ができて感染します。また、糖尿病や自己免疫疾患など、持病がある方にも多くみられます。放置したままにしておくと、排尿障害など深刻な弊害が生じることもありますので、なるべく早めに受診した方が望ましいです。

Q. 風俗に行った際に性病をもらってしまったようです。情けないし、妻には内緒にしたいので普通の病院に行けません。貴院でも診てもらえるのですか?保険証を提出しなくても治療可能でしょうか?

A. 当院では保険診療外で性病治療が可能です。自由診療で行えば、ご家族にバレることなく治療できます。年に一回程度郵送されてくる、医療費通知等には載りませんのでご安心ください。また、ご来院していただきやすいよう、各院は商業ビル内に入っているため出入りしやすく、スタッフは男性のみになっています。
診察は完全予約制のため、待合室で長時間待つ必要もありません。治療は診察後に性病検査を行い、必要に応じて内服薬または外用薬を処方します。治療費は保険診療外ですので全額負担となり、通常の泌尿器科での治療費より割り高になることをご了承ください。

Q. 包茎だと性病にかかりやすくなりますか?

A. 包茎と性病の直接的な因果関係は示されておりません。しかし、間接的な要因として不潔な環境になりやすいため、通常より性病にかかりやすいと考えられます。常に亀頭を覆っている包茎では、生ぬるくじめじめした状態のためウイルスの温床になりやすく、放置すると性病感染のリスクが高まるということです。性病の怖いところは、大切なパートナーも感染させてしまう恐れがある点です。
特に、ここ近年で話題になったHPV(ヒトパピローマウイルス)の1種は、女性が感染すると子宮頚がんを発症するリスクが高まるといわれています。ヒトパピローマウイルスは100種類以上の遺伝子型があり、男性も女性共に感染するありふれたウイルスです。HPVのうちほとんどの種類は無害ですが、約30種類が性器部に感染するため性器HPVといわれています。
そのうち何種類かは高リスク型といわれ、子宮頸がんや、子宮頚部の上皮に異常細胞を引き起こし、がんに進行することがあります。それ以外は低リスク型で、亀頭、亀頭上部の冠状溝、陰茎、肛門付近に、先端が尖ったイボができる尖圭コンジローマという性感染症の原因となるウイルスです。コンジローマは、最初の大きさは直径1~2ミリと小さいですが、放置しておくと直径1~2センチ近くになることもあり、早期治療がおすすめです。

Q. やはり、包茎治療は必要ですか?

A. 医師の間でも意見が二分するところですが、当院では必要な治療と思っています。包茎の状態ですと、見た目はもちろん衛生面でも問題があります。亀頭部分が常に包皮で覆われているため、常にじっとりとした環境であり、毎日洗っても夜には臭いの原因やカスが溜まります。
その状態で性交渉をすると相手に対するマナーとしても問題であり、最悪の場合は子宮ガンなど、女性の身体に悪影響を与える恐れもあります。包茎治療や包茎手術をすれば風呂で前を隠す必要が減り、精神的にも余裕が違ってきます。長年の悩みが数時間の手術で、解消に向かう治療なのです。

Q. なんとなく、カリ首下の皮膚の所が赤くヒリヒリするような、かゆいような気がします。

A. おそらく亀頭包皮炎か、カンジダ性の包皮炎でしょう。それぞれ症状が似ていますが、カンジダ性の包皮炎は白っぽいカスのようなものが付着します。いずれにしても病院を受診し、治療しましょう。
亀頭包皮炎の場合、入浴の際に石鹸やボディーソープを使用しないでしっかりと水洗いします。力を入れて長時間洗う必要はなく、包皮をしっかりと剥いて優しく丁寧に水洗します。不潔な環境や、反対に洗いすぎも包皮炎を引き起こしやすくなります。
治療には外用薬の塗布や内服治療を行います。ただし、診察しないことには診断できませんので、何かしらの症状があるときは性行為を控え、早めに受診してください。

Q. タイソン腺も取ってもらえますか?

A. タイソン腺は良性のブツブツで、性感染症によるものではありません。しかし、見た目は性感染症である、尖圭コンジローマと間違われやすいため気になりますよね。治療法は電気分解法で、ブツブツを削り取る治療をします。
治療してもタイソン腺は再発することがあるのですが、包茎だと再発しやすいといわれていますので、同時に包茎手術もお考えになってもいいかもしれません。

Q. 昔からあるペニスの根元にあるイボ(?)を取ってもらいたいのですが、イボを取るような治療も親の同意書が必要ですか?ちなみに19歳です。

A. イボのようなものはさまざまな原因が考えられますが、19歳という年齢であることなどを考えると、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)などが考えられます。このような場合は液体窒素で除去するのですが、治療はお近くの皮膚科で診断してもらい、そこで取ってもらった方がいいでしょう。

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まとめ

性病とひと言でいっても、クラミジアや性器ヘルペス、梅毒などいくつもの種類があります。とはいえ、こうした性病のほとんどは早期治療によって完治を目指せるため、必要以上に怖がることはありません。性病は誰でも感染するリスクがあるので、症状が現れている方は早めに医療機関を受診しましょう。

DOCTOR

監修医師

宮﨑 元祥
東京・池袋院 院長
宮﨑 元祥 医師

経歴

  • 2014年3月 北里大学医学部医学科 卒業
  • 2015年4月 新潟県厚生連糸魚川総合病院にて臨床研修を開始
    臨床研修修了後、大手総合病院にて診療に従事
  • 2017年7月 メンズライフクリニック(旧六本木EDクリニック)を開設
  • 東京・池袋院 院長を務める
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メンズライフクリニックについて

メンズライフクリニックは、全国に16院を展開している男性専門総合クリニックです。
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