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はじめに
最近、なんとなくやる気が出ない、以前に比べて疲れやすくなった、あるいは性欲が湧かないといった変化を感じてはいませんか。
年齢を重ねれば誰にでも起こりうることだと見過ごされがちですが、実はその不調の裏には「テストステロン」という男性ホルモンの減少が隠れている可能性があります。
テストステロンは、筋肉や骨格を作るだけでなく、判断力やチャレンジ精神といった精神面、さらには社会的なバイタリティにも深く関わる重要なホルモンです。
本記事では、テストステロンが少なくなった男性に見られる具体的な特徴や、その原因、そして日常生活で取り入れられる改善策について詳しく解説します。ご自身の体の変化と照らし合わせながら、活力ある毎日を取り戻すための参考にしてください。
テストステロンが少ない男性に見られる3つの主要な特徴
テストステロンの分泌量が低下すると、私たちの心と体にはさまざまなサインが現れます。これらの変化は徐々に進行するため、初期段階では単なる疲れや加齢によるものと誤解されやすい傾向があります。しかし、テストステロンの役割を理解し、その減少による特徴的な症状を知っておくことで、早期の対策が可能になります。ここでは、身体面、精神面、そして性機能という3つの側面に分けて、具体的な特徴を見ていきましょう。
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分類 |
主な症状・特徴 |
具体的な変化の例 |
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身体的変化 |
筋肉減少、内臓脂肪増加 |
腕や脚が細くなる、お腹が出る、疲れが取れない |
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精神的変化 |
集中力低下、意欲減退 |
仕事のやる気が出ない、イライラする、不安感が強い |
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性機能変化 |
性欲減退、ED傾向 |
朝立ちが減る、パートナーに興味が湧かない |
筋肉量の減少や内臓脂肪の増加といった身体的な変化
まず顕著に表れるのが身体的な変化です。テストステロンには筋肉を合成し、維持する強力な作用があります。そのため、このホルモンが減少すると、以前と同じような生活をしていても筋肉が落ちやすくなり、体に締まりがなくなってきます。特に運動習慣を変えていないのに腕や脚が細くなったと感じたり、重いものを持つのが億劫になったりする場合は注意が必要です。
また、テストステロンは脂質代謝にも関与しているため、分泌量が減ると内臓脂肪が蓄積しやすくなります。食事量が増えたわけではないのにお腹周りが出てきた、いわゆるメタボリックシンドロームのような体型になってきたと感じる場合、テストステロン不足が代謝の低下を招いている可能性があります。さらに、骨密度の低下も引き起こすことがあるため、将来的な骨粗鬆症のリスクにもつながる点を見逃してはいけません。ほかにも、ほてりや多量の発汗、いわゆるホットフラッシュのような症状が男性にも現れることがあり、これもホルモンバランスの乱れによる身体的特徴の一つです。
集中力の低下やイライラ感など精神面でのサイン
テストステロンは、脳の中枢神経系にも作用し、ドーパミンの放出を促すなどして、やる気や集中力を高める働きを持っています。
したがって、テストステロンが少なくなると、メンタル面においてネガティブな変化が生じやすくなります。
例えば、以前はバリバリとこなしていた仕事に対して意欲が湧かなくなったり、決断力が鈍ってしまったりすることが挙げられます。
些細なことでイライラしてしまう、不安感が拭えない、あるいは理由もなく気分が落ち込むといった症状もよく見られます。
これらは「うつ病」の症状と酷似しているため、心療内科を受診しても原因が特定できず、実は男性更年期障害(LOH症候群)によるテストステロン低下が原因だったというケースも少なくありません。
「なんとなく調子が悪い」「新聞や本を読むのが億劫になった」といったぼんやりとした不調も、脳の認知機能に作用するテストステロンの減少が関与している可能性があるのです。
社会的な競争心や冒険心が薄れ、内向的になってしまうことも、このホルモンが少ない男性に見られる特徴的な傾向といえます。
性欲の減退や朝立ちの回数減少など性機能への影響
男性ホルモンであるテストステロンの減少が最も直接的に影響するのが、性機能の面です。性欲(リビドー)の低下は代表的なサインであり、パートナーに対して興味が湧かなくなったり、性的な興奮を感じにくくなったりします。
これは単なる気分の問題ではなく、ホルモンレベルでの生理的な反応の減弱を示唆しています。
また、勃起機能の低下(ED)もテストステロン不足と密接に関連しています。勃起には血管の健康状態や神経の働きに加え、十分なテストステロン濃度が必要です。
特にわかりやすい指標となるのが「朝立ち(夜間睡眠時勃起現象)」の回数や質の低下です。
朝立ちは性的刺激とは無関係に、睡眠中のレム睡眠時に生理現象として起こるものですが、これは男性の健康のバロメーターとも言われています。朝立ちが減った、あるいは全くなくなったと感じる場合、テストステロン値が低下している可能性が高いと考えられます。
これに加えて、精液量の減少や射精感の低下などを伴うこともあり、男性としての自信喪失につながる深刻な悩みとなることもあります。
顔つきや外見にも表れる?テストステロン低下のサイン

テストステロンは「男らしさ」をつくるホルモンであるため、その多寡は顔つきや雰囲気といった外見にも影響を与えると考えられています。医学的な診断基準には含まれませんが、見た目の印象として現れる変化も、自身の状態を知る一つの手がかりとなります。
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注目すべき部位 |
テストステロン低下時の変化 |
理由・背景 |
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表情・目力 |
覇気がなく、疲れた印象 |
精神的活力の低下が表情筋や目の輝きに影響する |
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肌の質感 |
ツヤやハリがなく乾燥気味 |
皮脂分泌量の低下により肌のバリア機能が弱まる |
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体毛・髭 |
伸びるのが遅い、薄くなる |
体毛の成長を促すホルモン作用が弱まるため |
覇気のない表情や肌の艶が失われる現象
テストステロンが充実している男性は、一般的に目力が強く、表情に自信や活力が満ちている傾向があります。
逆にテストステロンが減少してくると、精神的な意欲減退とも相まって、表情から覇気がなくなり、どことなく疲れたような印象を与えることが多くなります。
顔の筋肉の張りも弱まり、全体的にたるんだような顔つきになることもあります。
また、肌の状態にも変化が現れます。テストステロンは皮脂の分泌を促す作用があるため、過剰な場合はニキビなどの原因になりますが、適度な量は肌の潤いやバリア機能を保つために必要です。
分泌量が極端に低下すると、肌が乾燥しやすくなり、艶やハリが失われてカサカサとした質感になることがあります。これがシワを深く見せたり、実年齢よりも老けて見られたりする要因となります。
体毛の変化や髭の伸びる速度への影響
体毛や髭の濃さも男性ホルモンの影響を強く受けます。
一般的に、テストステロンが多いと体毛は濃くなる傾向にありますが、減少してくると、髭の伸びるスピードが遅くなったり、すね毛や胸毛などの体毛が以前より薄くなったりすることがあります。
毎日の髭剃りの頻度が減ったと感じる場合、それはホルモン分泌量の変化を示唆しているかもしれません。
一方で、頭髪の薄毛(AGA)に関しては、テストステロンが体内でジヒドロテストステロン(DHT)という別の物質に変換されることで進行します。そのため、単純に「テストステロンが少ない=髪がフサフサになる」とは言えませんが、体毛全体の質の変化には注意を向けてみると良いでしょう。
あなたは大丈夫?テストステロン減少のセルフチェック

ここまで紹介してきた特徴を踏まえ、ご自身に当てはまる項目がないか確認してみましょう。医療機関では「AMSスコア(Heinemannらによる男性更年期障害質問票)」などの専門的なチェックシートが用いられますが、ここでは日常生活で気づきやすいポイントを整理して紹介します。
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チェック項目(身体・行動) |
チェック項目(精神・睡眠) |
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□ 最近、筋力が落ちたと感じる |
□ 些細なことでイライラする |
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□ 夕食後にうたた寝してしまう |
□ 悲しい気分や不安感が続く |
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□ 以前より髭が伸びなくなった |
□ 寝つきが悪く、夜中に目が覚める |
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□ 階段の上り下りがつらい |
□ 集中力が続かず仕事が進まない |
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□ 朝立ちの回数が減った |
□ 人生がつまらないと感じる |
日常生活で感じる疲労感や意欲の低下を確認する
まずは日々のコンディションについて振り返ります。
「ここ最近、調子が良いと感じる日がない」「仕事のパフォーマンスが下がった」といった自覚がある場合は要注意です。具体的には、筋力の低下を感じるかどうか、夕食後にすぐ眠くなってしまうか、あるいは人生に対する楽しみや喜びを感じにくくなっていないかを確認してください。
階段を上るのが以前よりつらくなった、週末に外出する気力が湧かないといった行動の変化も、重要なチェックポイントとなります。
睡眠の質や精神状態の変化を振り返る
次に、睡眠とメンタルの状態です。テストステロンが減少すると、睡眠の質が悪化することが知られています。
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝起きても疲れが取れていないといった症状がないでしょうか。また、精神面では「悲しい気分になることが多い」「怒りっぽくなった」といった感情のコントロール不全が起きていないかを見つめ直してください。
特に、明確な理由がないのに不安感に襲われる場合は、ホルモンバランスの乱れが影響している可能性を疑ってみる必要があります。
なぜ減ってしまうのか?テストステロンが低下する主な原因
では、なぜテストステロンは減少してしまうのでしょうか。その原因を知ることは、適切な対策を講じるための第一歩となります。主な要因として、避けられない自然な変化と、環境や生活習慣による要因の2つが挙げられます。
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原因の分類 |
具体的な要因 |
影響の内容 |
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生理的要因 |
加齢 |
20代をピークに徐々に分泌量が自然低下する |
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精神的要因 |
ストレス |
ストレスホルモン(コルチゾール)がテストステロン生成を阻害する |
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生活習慣要因 |
睡眠不足 |
ホルモン生成のゴールデンタイムが失われる |
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生活習慣要因 |
肥満・運動不足 |
代謝機能が低下し、ホルモンバランスが乱れやすくなる |
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生活習慣要因 |
食生活の乱れ |
ホルモンの材料となる栄養素(タンパク質や亜鉛など)が不足する |
加齢による自然減少とLOH症候群の関係
最も大きな要因は「加齢」です。男性のテストステロン分泌量は20代~30代でピークを迎え、その後は年齢とともに緩やかに低下していきます。
これは誰にでも起こる自然な生理現象ですが、その減少カーブが急激であったり、基準値を大きく下回ったりすると、心身に不調をきたす「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と診断されることがあります。
女性の更年期障害が閉経を機に急激に訪れるのに対し、男性の場合は徐々に進行するため、本人が気づかないうちに症状が悪化しているケースも少なくありません。
過度なストレスや睡眠不足などの生活習慣要因
年齢以外にも、テストステロンを減少させる大きな敵が存在します。それが「ストレス」です。強いストレスを感じると、体内でコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
このコルチゾールは、テストステロンの生成を抑制する働きがあるため、仕事や人間関係で慢性的なストレスを抱えていると、年齢に関係なくテストステロン値が急激に低下することがあります。
また、睡眠不足も深刻な影響を与えます。テストステロンの多くは睡眠中、特に夜間の深い眠りの間に作られます。したがって、睡眠時間が短い、あるいは睡眠の質が悪い状態が続くと、ホルモンを生成する時間が十分に確保できず、分泌量の低下を招きます。
その他、運動不足や肥満、偏った食生活、過度なアルコール摂取なども、テストステロンの生成能力を弱める原因となります。
テストステロンを維持・増加させるための具体的な対策

テストステロンが減少傾向にあるからといって、諦める必要はありません。生活習慣を少し見直すだけで、テストステロンの分泌を促し、数値を維持・向上させることが期待できます。今日から実践できる3つの柱を紹介します。
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対策の柱 |
具体的なアクション |
期待できる効果 |
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食事 |
タンパク質、亜鉛、ビタミン類を摂取 |
ホルモン生成の材料を補給する |
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運動 |
スクワット、腕立て伏せなどの筋トレ |
筋肉への刺激でホルモン分泌を促す |
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睡眠・メンタル |
7時間以上の睡眠、リフレッシュ |
ホルモン生成時間の確保と抑制要因の排除 |
タンパク質や亜鉛を意識した食事内容の改善
食事は体づくりの基本であり、ホルモン生成にも直結します。まず意識すべきは、良質な「タンパク質」の摂取です。肉類(特に赤身肉)、魚介類、卵、大豆製品などを毎食バランスよく取り入れましょう。
特に羊肉や牛肉には、カルニチンなどの脂肪燃焼を助ける成分も含まれておりおすすめです。
次に重要なのが、テストステロンの生成に不可欠なミネラルである「亜鉛」です。牡蠣、レバー、ナッツ類などに多く含まれています。亜鉛は体内で蓄積されにくいため、こまめに摂取することが大切です。
また、抗酸化作用のあるビタミン類(ビタミンEやビタミンC)を含む野菜や果物も積極的に摂りましょう。玉ねぎやニンニクに含まれるアリシンという成分も、ビタミンB1の吸収を高め、疲労回復とともにテストステロン維持に役立つと言われています。
筋力トレーニングを中心とした適度な運動習慣
運動はテストステロンを増やす最も効果的なスイッチの一つです。特に効果が高いのが、筋肉に負荷をかける「筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)」です。
スクワットや腕立て伏せなど、大きな筋肉を使う種目を行うことで、筋肉からの刺激が脳に伝わり、テストステロンの分泌が促進されます。
ただし、やりすぎは禁物です。過度な運動で疲労が蓄積しすぎると、逆にストレスホルモンが増えてテストステロンが減ってしまうこともあります。週に2〜3回、心地よい疲労感を感じる程度の筋トレを行い、それ以外の日はウォーキングなどの有酸素運動を取り入れるのが理想的です。「筋肉を使うこと」自体が、男性ホルモンを活性化させる合図になると心得ましょう。
質の高い睡眠の確保とストレス管理の重要性
前述の通り、テストステロンは寝ている間に作られます。まずは7時間程度の睡眠時間を確保することを目指しましょう。
就寝前のスマホ操作を控える、入浴して体を温めるなどしてリラックス状態を作り、深い眠り(ノンレム睡眠)を得られる環境を整えることが重要です。
また、ストレスを溜め込まない工夫も欠かせません。趣味の時間を持つ、友人と会話を楽しむ、あるいは何もしない時間を作るなど、自分なりのリフレッシュ方法を見つけてください。勝負事に挑んだり、何かに成功して達成感を感じたりすることも、脳の報酬系を刺激してテストステロンの分泌を高める効果があると言われています。日常生活の中に小さな「挑戦」と「勝利(達成)」を取り入れるのも良い方法です。
改善が見られない場合は専門の医療機関へ相談を
生活習慣の改善はテストステロン低下対策として重要ですが、それだけでは十分な改善が見られない場合もあります。慢性的な疲労感や意欲の低下、性機能の変化などが続いている場合は、男性ホルモンの状態を専門的に確認することが大切です。
メンズライフクリニックでは、テストステロン値や体調を踏まえたうえで行うテストステロン補充治療に関するカウンセリングを実施しています。治療を前提とせず、まずは現在の状態を正しく知り、必要性や選択肢を理解することから始められるため、初めての方でも安心です。
自己判断で悩み続けるよりも、専門医に相談することで、自分に合った改善方法が見えてくるかもしれません。気になる症状がある方は、一度カウンセリングを受けてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
監修医師
泌尿器科医師
宮﨑 元祥 医師
経歴
北里大学医学部医学科 卒業
新潟県厚生連糸魚川総合病院にて臨床研修を開始 臨床研修修了後、大手総合病院にて診療に従事
メンズライフクリニック(旧六本木EDクリニック)を開設 池袋院 院長を務める
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