真性包茎を本気で治したい方｜原因から治療法・手術費用まで徹底解説

真性包茎は、亀頭が包皮で完全に覆われ、手を使っても剥くことができない状態です。この状態は、多くの方が抱えるデリケートな悩みの一つでしょう。真性包茎であることによって、衛生面での不安、性行為時の痛みや困難、見た目のコンプレックスなど、さまざまな問題が生じる可能性があります。

一人で悩みを抱え込んでいる方もいるかもしれません。しかし、真性包茎は適切な治療によって改善が可能です。本記事では、真性包茎の原因から治療法、費用や医療機関の選び方まで詳しく解説します。

真性包茎とは、亀頭が包皮（ほうひ）で完全に覆われており、勃起時であっても手でむくことができない状態を指します。仮性包茎のように、普段は包皮をかぶっていても手で簡単にむける状態とは異なります。

具体的には、以下のいずれかの状態に当てはまる場合、真性包茎と診断されることが一般的です。

• 勃起時でも亀頭が全く露出しない

• 亀頭を露出させようとすると、包皮の先端が締め付けられ、痛みを伴う

真性包茎の原因は一つではありません。ここでは、真性包茎の主な原因についてご紹介します。

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主な先天的要因は以下のとおりです。

• 包皮と亀頭の癒着
  成長とともに自然に剥がれるのが一般的だが、強く癒着したままの状態

• 包皮輪の狭窄
  包皮の先端部分の開口部が狭く、亀頭を露出させることが物理的に難しい状態

生まれたときから包皮の出口が狭い、あるいは包皮と亀頭が癒着しているなど、身体的な構造によるものです。多くの場合、成長とともに自然に改善することが期待されます。

主な後天的要因は以下のとおりです。

• 炎症や感染症
  包皮や亀頭に炎症が生じると、皮膚が硬くなり、柔軟性が失われることがある

• 外傷
  過去に陰部に外傷を負った場合、傷跡が硬くなり包皮が剥けにくくなる

幼少期や思春期以降に、包皮や亀頭の炎症（亀頭包皮炎など）を繰り返すことで、包皮が硬くなり、伸びにくくなることがあります。

子どもの場合、成長過程において自然と剥けるようになるのが一般的です。生まれたばかりの赤ちゃんは、ほぼ全員が包茎の状態であり、これは生理的なものです。思春期にかけて自然に改善することが多いため、子どもの包茎はあまり気にする必要はありません。

一方、大人の真性包茎は、生まれつきの要因（先天性）に加え、炎症などが原因で包皮の先端が硬くなり、剥けなくなる（後天性）場合も考えられます。

大人の場合、自然に改善する可能性は低く、炎症の再発やその他のリスクを避けるためにも、適切な診断と治療の検討が必要です。

真性包茎の「原因」とは？自分でチェックできるタイプと治療法を解説

真性包茎をそのままにしておくと、さまざまなリスクが生じる可能性があります。

真性包茎の場合、亀頭が常に包皮に覆われているため、間に恥垢（ちこう）が溜まりやすくなります。恥垢は、古い皮膚の細胞や分泌物などが混ざり合ったもので、細菌が繁殖しやすい環境を作る原因です。この恥垢により、亀頭包皮炎（きとうほうひえん）やその他の感染症を引き起こすリスクが高まります。

このような症状がある場合は、炎症や感染を起こしている可能性があるため、医療機関への受診をおすすめします。

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真性包茎は、性行為においてもさまざまな問題を引き起こす可能性があります。

• 勃起時の痛み：包皮による締め付け、性交痛

• 感度の低下：亀頭が刺激に慣れず、快感を得にくい

• 物理的な損傷：無理な剥離による傷、出血、炎症

• 心理的な影響：性行為への不安、パートナーへの申し訳なさ

これらの問題は、パートナーとの関係性にも影響を与えます。早めの専門機関への相談がおすすめです。

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真性包茎を放置することで、健康上のリスクを高めるリスクがあります。

• 陰茎ガンのリスク上昇
  包皮内に溜まった恥垢は不衛生になりやすく、慢性的な炎症を引き起こす可能性があります。長期間にわたる慢性炎症は、陰茎ガン発生のリスクを高める要因の一つです。

• 尿路感染症のリスク
  包皮の狭さにより尿が完全に排出されないことで、細菌が繁殖しやすくなり、尿路感染症を引き起こす可能性があります。

真性包茎によって、健康を害するリスクもあることを知っておきましょう。

真性包茎は、身体的な問題だけでなく、心理的な負担となることも少なくありません。

自分に自信を持ち、心身ともに健康で過ごすためにも、心当たりがある場合は治療の検討が必要です。

真性包茎は、生活や心身に与えるリスクが大きいため、治療を行うのが一般的です。治療法としては、以下のような理由から手術が最も推奨されています。

• 根本的な解決
  物理的に狭い包皮輪を切開・切除するため、包皮が亀頭を覆ったままの状態を根本から解消できます

• 衛生状態の改善
  包皮内部に汚れが溜まりにくくなり、亀頭包皮炎などの感染症リスクを大幅に低減できます

• 性行為の質の向上
  痛みや圧迫感がなくなり、亀頭の感度が正常化することで、性行為を快適に行えるようになります

• 将来的なリスクの低減
  長期的な炎症や刺激による悪性腫瘍のリスクを減らすことが期待できます

一方で、自力での改善や保存的療法はおすすめしません。自分で剥く、市販薬を使うなどの方法を試したい方もいるでしょう。しかし、真性包茎の場合、セルフケアでの改善効果は期待できず、無理に剥くことで傷や出血、最悪の場合は嵌頓(かんとん)のリスクもあります。

子供の真性包茎は、成長と共に自然と改善することが多いため、すぐに手術が必要となるケースはほとんどありません。なかには、ステロイド軟膏で皮膚の柔軟性を高める治療が行われる場合もありますが、まずは経過観察を行うのが一般的です。

真性包茎の根治には、多くの場合、手術が最も効果的な治療法となります。

包茎（ほうけい）手術は痛い？手術中から術後まで、痛みの疑問を徹底解説

真性包茎の主な治療法は手術であり、適応となるのは以下のようなケースです。

• 亀頭がまったく露出しない、あるいは剥こうとしても痛みが強く完全に剥けない

• 衛生状態が悪化しやすく、亀頭包皮炎などの炎症を繰り返す

• 性行為時に痛みや感度低下、挿入が困難な場合がある

• 嵌頓のリスクがある

• 排尿への影響がある

このような場合、生活や心身に与えるリスクがあるため、手術の適応となります。

真性包茎の手術には、保険が適用されるケースと自由診療となるケースがあります。

感染リスクや排尿障害など、医学的な必要性があれば保険適用となります。費用負担は抑えられますが、手術方法は基本的な切除術が一般的で、機能改善が重視されます。

一方で、 医学的な理由だけでなく、見た目の改善やコンプレックス解消といった目的で行われる場合は自由診療となります。費用は全額自己負担ですが、仕上がりの美しさにも配慮した多様な術式を選べるメリットがあります。

【医師監修】包茎手術は自由診療？保険診療？

真性包茎の手術方法は、主に以下の種類があります。

これらの方法以外にも、クリニックによって独自の術式を提供している場合もあります。どの方法が適しているかは、包茎の状態や医師の診断によって異なります。

包茎(ほうけい)の手術方法とは？手術方法ごとのメリット・デメリットについても解説

真性包茎の手術は、一般的に以下のような流れで進められます。

• 診察・カウンセリング
  医師が状態を確認し、手術方法やリスクについて説明します

• 術前検査
  必要に応じて血液検査などを行います

• 手術
  局所麻酔または全身麻酔を行い、余分な包皮を切除・縫合します

• 術後処置
  傷口の保護や止血処置を行います

手術自体の所要時間は、選択する手術方法や個人の状態によりますが、多くの場合は30分〜1時間程度で完了します。日帰りで受けられることがほとんどです。手術後の経過は、手術方法や個人差によって異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月かけて徐々に回復していきます。激しい運動や性行為の再開は、医師の指示に従いましょう。

手術後は、以下の点に注意して過ごしましょう。

• 術後は医師の指示に従い、安静を保ちましょう

• 患部を清潔に保ち、感染予防に努めてください

• シャワーや入浴については、医師の指示に従ってください

• 下着は締め付けの少ないものを選びましょう

• 痛みや腫れが強い場合、出血、発熱など異常を感じた場合は、すぐに医療機関に連絡してください

包茎手術は比較的安全な手術ですが、可能性のあるリスクや合併症について、事前に十分に理解しておくことが大切です。無理をしたりケアを怠たると、  出血や感染、傷口が開くなどのリスクもあるため、医師からの指示や注意点を十分に守りましょう。異常や気になる点があれば、迷わず医療機関にご相談ください。

真性包茎の手術費用は、保険が適用されるかどうかで大きく異なります。

包茎手術の費用はいくら？料金相場・手術方法・クリニック選びのポイントを徹底解説

真性包茎の手術は、医学的に必要と判断された場合に健康保険が適用されます。保険適用となるのは、一般的に以下のケースです。

• 嵌頓状態(剥いた包皮が戻らなくなり締め付けられる)

• 真性包茎で炎症を繰り返す場合

• 排尿障害がある場合

保険適用の場合、費用は一般的に1万円〜5万円程度となることが多いでしょう。これは、手術方法や入院の有無、年齢によって変動します。ただし、保険適用手術は機能回復を目的とするため、仕上がりについては自由診療と異なる場合があります。

自由診療は、保険適用外の手術方法や美容的な仕上がりを重視する場合に選択されます。費用はクリニックや手術方法、医師の技術によって大きく異なります。費用目安は幅広く、およそ5万円台から数十万円以上までさまざまです。

これらの費用には、麻酔代や術後の薬代、診察料などが含まれる場合と、別途かかる場合があります。事前に内訳をしっかりと確認することが重要です。

真性包茎の手術費用は、医療費控除の対象となる場合があります。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、その医療費を基に計算される金額を所得から差し引くことで、所得税や住民税の負担を軽減できる制度です。医療費控除の対象となる条件は、以下を参考にしてください。

• その年の医療費の合計が10万円を超えた場合（所得金額が200万円未満の場合は、所得金額の5%を超えた場合）

• 生計を一にする家族のために支払った医療費も合算可能

一般的に、病気や怪我の治療目的で行われる手術は医療費控除の対象となります。真性包茎が原因で、保険適用での手術を行った場合は、治療とみなされ控除の対象となります。ただし、美容目的での手術と判断された場合は対象外となりますので注意が必要です。

真性包茎の治療を検討する場合、どの医療機関を選ぶかは非常に重要です。ここでは、選び方のポイントについてご紹介します。

東京で包茎手術を受ける前に知っておくべき注意点と医院の選び方

主な選択肢として、泌尿器科と包茎治療の専門クリニックがあります。

泌尿器科は、保険適用で手術を受けたい場合や、尿路系の他の疾患も気になる場合に適しています。一方、専門クリニックは、包茎手術の経験が豊富で、見た目の仕上がりを重視したい方に向いています。

真性包茎の手術は医師の技術や経験によって仕上がりや結果に差が出ることがあります。

これらの詳しい情報は、医療機関のホームページやパンフレットなどで紹介されている場合が多いため、一度確認してみるとよいでしょう。

真性包茎の手術を検討するにあたり、医療機関でのカウンセリングは非常に重要です。カウンセリングでは、医師に包茎の状態を診てもらい、最適な手術方法や費用、リスク、術後の経過など、具体的な説明を受けることができます。

• 丁寧な説明がある

• 質問しやすい雰囲気

• 費用について明確な提示がある

• リスクや合併症についても正直に話してくれる

これらは、理想的なカウンセリングの例です。カウンセリングは、安心して治療ができる医療機関か判断するよい機会です。しっかりとチェックしましょう。

手術後のアフターケア体制は、安心して治療を受けるうえで非常に重要です。

クリニックによっては、術後の経過報告を写真で行えるなど、遠方の方でも安心できるサポートを提供している場合もあります。ぜひ、選ぶ際の参考にしましょう。

真性包茎は、放置することでさまざまなリスクを引き起こす可能性があります。真性包茎の治療は決して恥ずかしいことではありません。最も一般的な治療法である手術の場合、根本的な原因の解決ができるため、これまでの悩みから解放されることができます。治療への第一歩を踏み出すために、まずは信頼できる医療機関に相談してみましょう。専門医はあなたの状態を正確に診断し、最適な治療法を提案してくれます。

真性包茎の手術は、専門的な技術と経験が求められるデリケートな治療です。

メンズライフクリニックでは、包茎治療を専門に行う男性専用クリニックとして、豊富な症例と実績に基づいた確かな技術で対応しています。 

スタッフも全員男性であり、プライバシーに配慮して完全個室での対応のため、気恥ずかしさを感じる必要はありません。 

真性包茎でお悩みの方は、まずはお気軽に無料カウンセリングへご相談ください。