遅漏とは自分の意思よりも、射精タイミングが遅いことや、射精できないことをいいます。反対に早漏は射精のタイミングが本人の意思よりも、早いことをいいます。遅漏・早漏は射精障害の一種です。下記に、代表的な射精障害をまとめました。
名称 |
症状 |
早漏 |
自分の意思よりも射精が早い状態 |
遅漏 |
自分の意思よりも射精が遅い状態 |
膣内射精障害 |
自慰行為では射精できるが、膣内で射精ができない状態 |
神経性射精障害 |
神経を損傷し、射精できない状態 |
逆行性射精障害 |
尿道の障害により精子が膀胱に逆流し、出てこない状態 |
遅漏・早漏ともに、心理的原因や身体的原因により発症します。原因や状態がはっきりすると、膣内射精障害や神経性射精障害などに分類されます。
早漏とは何か?
早漏とは射精タイミングがコントロールできず、本人の意思よりも早く射精してしまうことです。膣に挿入する前後1分以内に射精すると、早漏と判断されます。他にも、射精タイミングを遅らせることができない、射精が早いことに苦痛を感じて、性行為に消極的になっている状態は早漏といえます。早漏には心因性早漏、衰弱性早漏、敏感性早漏の主に3つのタイプがあります。また、早漏と包茎は密接に関係しており、早漏への対策には包茎手術がおすすめです。その他にも、早漏防止に有効なトレーニングや体操もあるので、試してみてもよいでしょう。早急に早漏を治したい場合は、薬での治療も可能です。
下記記事では、早漏を改善するためのさまざまな方法を解説しています。早漏を治したいと考えている方は、ご覧ください。
【医師監修】早漏とは?原因・治し方・改善方法を徹底解説!
遅漏とは何か?
遅漏とは性行為時の射精に、とても時間がかかることや、射精そのものができない状態をいいます。不妊のよくある原因として、男性の膣内射精障害が挙げられます。膣内射精障害とは、自慰行為では射精できても膣内で射精できない、もしくは非常に射精が遅い状態です。つまり膣内射精障害は、重度の遅漏といえるでしょう。早漏のように、どの程度時間がかかると遅漏という定義はありません。しかし、本人やパートナーが射精の遅さにストレスを感じていれば遅漏といえます。
遅漏の原因は本記事の後半で詳細を解説しますが、主たる原因は誤った方法でのマスターベーションです。遅漏の治療には、射精トレーニングが有効です。しかし、心理的な原因であれば、パートナーと協力して改善に取り組む必要があります。